『エレベーター付き』の賃貸物件について | 2021年9月更新

2021年9月29日
不動産コラム

賃貸物件のエレベーターについて

5階建て、6階建てのマンションでもエレベーター無しの物件がありお客様より質問を受けることがたまにありますが、エレベーターの設置基準は階数ではなく【高さ】です。31mを越える高さの建物に非常用昇降機(エレベーター)の設置義務が建築基準法で定められております。建物階数にすると6、7階建てほどになりますので6階建てでエレベーターが無くても、高さをクリアしていれば法令上は問題ないことになりますね。さすがに6階建てだとほぼエレベーター付きかと思いますが、築年数が古い5階建はエレベーター無しが多い印象です。

エレベーター付き物件のメリット・デメリット

メリットはやはり昇り降りの労力軽減でしょう。小さいお子様連れの方でしたらオムツやミルクなど何かと重い荷物も多いですし、ベビーカーなどの上げ下ろしも楽々です。普段使い以外でも家具家電の買い替え時、お引越しの際などにも便利ですし、搬入費用が変わることもあります。ご年配の方、けがや病気、障害をお持ちの方で上階に住まわれる場合にはなくてはならない設備の一つですね。

デメリットは低層階、特に1階の方には使用機会がないこと。使わないだけならいいですが、一般的にエレベーター付きの物件は共益費が高めに設定されております。高知市内の物件でも共益費5,000円以上する物件が多いようです。高層の建物になると階層毎に共益費設定を分けている物件もあります。

もう一点、密閉空間になりますので女性の方は特に不安を感じることがあるかもしれません。私はおじさんですが、扉がガラス張りになっていないエレベーターは中が見えないので扉があくときに少し怖い気もします。女性ならなおさらかもしれませんね。それと災害時など停電の際には使用できないこと、子供だけの使用など注意が必要な点も多いです。

物件探しの際にはお客様の生活スタイルを考慮して検討してみてください。

エレベーターいろいろ

防犯対策ですが分譲マンションや少しグレードの高いマンションではモニター付きになっているところがあります。中の様子が見えるので安心です。他にも内部に情報表示板があり、ニュースや天気、広告が流れるものもあります。暇つぶしにもならないかもしれませんが、ちょっとした時間にちょっとした情報を得ることができます。いずれも高知市内にある実際のものです。写真はないですが他にも高速エレベーターや防犯カメラ付きなどエレベーターも様々です。古い物件だと小さめのエレベーターで定員が少ないものもあります。戸数の割にエレベーターが狭いと順番待ちに時間がかかりますのでご見学の際に確かめるのがおススメです。

 

華はうすのHPでも物件の条件検索に『エレベーター』のチェックボックスがありますので、ぜひご活用ください!