救命講習について |2025年12月

2025年12月11日
不動産コラム

先日、「パパ、ママの救命講習」に参加してきました。

子育てをしていると、日常の中で“ヒヤッ”とする場面に出会うことがあります。元気に遊んでいたと思ったら急に泣き出したり、小さなものを口に入れそうになったり――。そんな時に、親として落ち着いて対応できるのか不安があり、今回改めて基礎から学んでみたいと思ったのが参加のきっかけでした。

私は現在3歳と8歳の子どもを育てていますが、万が一のときに落ち着いて対応できる自信がなく、一度学んでおきたいと思っていたところでした。

学んだことについて…

講習では、乳児・幼児それぞれの人形を使いながら心肺蘇生の方法を実践し、AEDの使い方についても詳しく説明を受けました。AEDが“心臓を止める機械”ではなく、脳が痙攣している状態を一度リセットするための装置だと知り、正直とても驚きました。同時に、その仕組みに納得し、知っていることの大切さを強く感じました。

実際の胸骨圧迫は想像以上に力が必要で、「本当に自分にできるのだろうか」と不安になるほどでした。また、のどに物が詰まったときの対応も人形を使って行い、入浴中の事故が多いことや、日常生活のちょっとした油断が大きな危険につながることも学びました。

講習を受けて感じたこと

「一度習っただけではすぐに忘れてしまう」という現実です。1年に1度が難しくても、できる範囲で定期的に学び続ける必要性を痛感しました。それでも、知識があるということは確かな安心につながります。“知っている”というだけで、いざというときにできることが大きく変わるのだと実感しました。

私自身、娘が1歳のときに熱性けいれんを起こし、救急車を呼んでもらった経験があります。当時は何もできず、ただ泣くことしかできない自分が情けなくて悔しい思いをしました。「まさかこんなことが起きるなんて」と思っていたからこそ、準備しておく大切さを強く感じています。

子育て世帯さんへ向けて

子育て中の保護者には“子どもの命を守る”という大きな責任があります。私自身まだまだ親として8年の未熟者ではあります。ですが、今回学んだことを忘れず、いざという場面で少しでも我が子や周りの子どもたちの力になれる親でありたいと思います。

学ぶことは、自分自身の成長にもつながると改めて感じた講習でした。

今回の救命講習を通して、子どもの安全を守るためには専門的な知識というよりも、“知っているだけで救える命がある” という事実を強く感じました。これからも地域のご家族が安心して暮らせる住環境を届けるため、学び続けていきたいと思います。

【北野美帆】